内部監査入門

事件でわかる、内部監査の考え方。1回約5分、世界で実際に起きた事件から、内部監査の「考え方」を逆引きで学ぶ。

内部監査に異動が決まった方、内部監査という仕事に興味がある方、CIA(公認内部監査人)を「いつか」と思っている方へ。知識ゼロで大丈夫です。専門用語は、出てくるたびにその場で噛み砕きます。

なぜ組織は壊れるのか

#1 巨大企業エンロン、突然の消滅

「巨大企業はコケない」は思い込み。決算書の数字が本当でないとき、組織は数ヶ月で消える

#2 優良企業はなぜ崩れたのか、不正の種明かし

複雑な仕組みは、実態を見えなくする。それを止める仕組みが弱いと、組織は壊れる

#3 握りつぶされた警鐘

内部の声を受け止める仕組みがなければ、告発があっても組織は崩壊する

#4 人ではなく、仕組みで守る

仕組みの欠陥が組織を壊す。仕組みで守るのが内部監査の出発点

内部監査とは何か

#5 内部監査への誤解と、その本質

内部監査は粗探しの探偵じゃない。組織を前に進める仕事

#6 会社の免疫システムとしての内部監査

内部監査は組織の免疫システム。内側から、継続的に、独立した視点で見守る

#7 内部監査の2つの仕事、保証と助言

内部監査は「守り(保証)」と「攻め(助言)」の2本柱で組織を強くする

#8 独立した立ち位置という強み

内部監査は経営から独立した立ち位置で、経営陣と監督機関の両方に報告する

内部監査の仕事とキャリア

#9 内部監査への入口は、ひとつじゃない

内部監査の入口は一本道じゃない。今の経歴も、たぶん活きる

#10 あなたの前職が、武器になる

前職の経験は、弱みじゃなく武器。あなたの引き出しが、組織を強くする

#11 CIA資格と、これからのキャリア

CIAは入口の一つ。実務経験と現場理解、誠実な対話力が揃って、はじめて活きる

ガバナンス

#12 取締役会が止まると会社が消える

取締役会が止まれば、巨大企業でも消える

#13 権力をチェックする仕組み

ガバナンスとは、権限と責任を設計し、方向付け・監督・説明責任で権力を律する仕組み

#14 見張る機能が崩れるとき

監視は、重なって初めて効く。1つでは守れない

#15 3つのラインで守る

守りは3つのラインの連動で成り立つ

#16 内部監査の独立という設計

内部監査の独立は、設計で守るもの

#17 全部のラインが止まった日

3つのラインが「ある」だけでは足りない。同じ圧力で同時に倒れない強さが要る

#18 ルールより強い空気

ルールより強いのは、組織の空気

#19 文化は作り直せる

文化は、トップが言葉と行動で作り直せる。ただし自然には変わらない

リスク

#20 リスクは「悪いこと」ではない

リスクとは不確実性。良い方向にも悪い方向にも転ぶ

#21 内部監査は、リスクを見直す仕事

内部監査はダメ出しでなく、業務をリスクの言葉で見直す独立評価

#22 リスク対応の5つの選択肢

リスク対応は5つ。全部回避は不可。受容も活用も経営判断

#23 Netflixの決断

戦略は正解、実行はミス。方向と対応設計の両方が要る

#24 意識して、選ぶ

リスク管理は賢く選ぶこと。放置は受容ではない

#25 全部は、見られない

リスクベース思考は完璧主義の放棄でなく戦略的な集中

#26 リスクの地図は塗り替わる

環境が変わればリスクの地図も変わる。計画は更新し続ける

内部統制

#27 ルールがあっても、防げない

内部統制とは「ルールを作ること」ではなく「ルールが機能する仕組みを作ること」

#28 統制環境という土台

統制環境=組織の体質が土台。土台が腐ればどんなルールも形だけになる

#29 予防だけでは守れない

統制は予防・発見・是正の3連鎖。予防だけでは守れない

#30 発見しても、是正しなければ

発見しても、是正しなければ統制はないのと同じ。設計と運用の両方を見る

#31 権限を分ける

職務分掌=権限を分けること。仕組みがあるから信頼が守られる

#32 その仕組みを、誰が検証するか

内部統制は仕組みで組織を守る。その仕組みは独立した人が検証する

独立性と倫理

#33 形だけの監査は、監査じゃない

形だけの監査は監査じゃない。独立性は形式でなく実質。組織の独立性と、人の客観性、この2つがそろって監査は機能する

#34 独立性は仕組みで守る

独立性は個人の努力でなく、組織の仕組みで守る

#35 専門家でも、間違える

客観性を脅かすのは外圧だけではない。自分の頭の中のバイアスでもある。データが正しくても判断は歪み、専門家でもバイアスに負ける

#36 客観性も仕組みで守る

バイアスは避けるのでなく認識する。客観性も、規模に応じてできる形で、仕組みで守る

#37 黙るか、声を上げるか

倫理原則は平時には当たり前に見える。試されるのは、板挟みになったとき

#38 倫理は判断の羅針盤

倫理は守るべきルールではない。困難な状況で何を基準に判断するか、その羅針盤

#39 リスクが変われば、監査も変わる

リスクが変われば、監査も変わる。全てを知る必要はない。限界を知り、外部の力を借りる

#40 学び続ける力が、背骨になる

全てを知る必要はない。でも、何が分からないかは知っている必要がある。だから、学び続ける

監査の全体像とまとめ

#41 監査は、計画から始まる

監査は「計画」から始まる。何を見るかをリスクで選び、事実で確かめる。段取りが、監査の成否を決める

#42 報告で動かし、フォローで見届ける

監査は「行って、見て、報告する」だけじゃない。計画で方向を定め、フォローアップで改善を見届ける。「前」と「後」が、監査の価値を決める

#43 内部監査の「考え方」を、手に

内部監査は、組織のガバナンス・リスク・統制が健全に働いているかを、独立した、客観的な立場から評価し、改善を助言し、見届けて、組織の価値を守り高める仕事。その「考え方」は、もうあなたの中にある。次は、その考え方を「やり方」に変える番

内部監査の「考え方」を、演習で確かめる。

CIA 学習アプリでは、229論点の問題演習に加えて、論点ノートも読めます。会員登録なしで、まずは10問だけ無料で試せます。

無料10問を試す(登録不要) 論点ノート(冒頭無料)を読む

料金・詳しくは