専門的能力による業務遂行義務
限界を見極めて決められるか
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、規範が求める能力の中身が、万能さではなく限界の見極めにあることを整理していきますね。
研修は受けたけれど実務は初めて、という場面で効いてくる論点を見ていきましょう。
能力の義務が問うているのは知識の量ではなく、届く範囲を見極めて受任と相談を決められるかどうかです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、自分の限界を見抜いて助けを呼べるかで測られる、ということなんですね。
この記事で分かること
- 規範が求める二つのことと、能力の有無が何によって決まるのか
- 年間の継続教育を満たさないことが、どう扱われるのか
- 全称表現で義務を大きく描く型と、研修の経歴と一人での受任を並べる型という問われ方の違い
専門的能力による業務遂行義務(CFE-S3-D08-09)
よくある誤解
それだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べます。
- 出会い得る領域すべてで、専門家に劣らない知識を最初から備えていなければならない
- 研修を受けた経歴があれば、実務経験の無い分野の複雑な調査も一人で引き受けてよい
- 年間の継続教育が足りないのは、軽い事務の漏れにすぎない
一つ目の記述は、義務の中身を万能さへ広げた誤りです。二つ目は、知識の入口と、責任をもって仕上げられる水準を同じにしたものですね。
三つ目は、能力を保つ義務を、事務手続きの話へ落としたものなんです。
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