違法の可能性がある状況への対応
相談と報告を尽くしたか
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、適法かどうかがはっきりしない場面での二つの原則と、辞任が報告の代わりにならない理由を整理していきますね。
依頼主自身の別件の不正に気づいたとき、どこまでやれば尽くしたと言えるのかを見ていきましょう。
守秘義務は情報の流れを守る仕組みであって、見つけた問題を止める栓ではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、守秘義務は、見つけた問題を報告しないでよい理由にはならない、ということなんですね。
この記事で分かること
- 迷ったときに弁護士の助言を受けるべき理由と、辞任と報告が別ものである理由
- 報告の相手や外へ出す必要が、どんな事情で変わるのか
- 隠す方向の対応を正解らしく置く型と、手順の順序を入れ替える型という問われ方の違い
違法の可能性がある状況への対応(CFE-S3-D08-03)
よくある誤解
それだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べます。
- 適法かどうか判断がつかない場面でも、まず自分で結論を出してから動けばよい
- 依頼主自身の別件の不正を見つけたら、証拠を伏せたまま静かに業務を降りればよい
- 静かに辞任すれば、報告の責任も一緒に降ろせる
一つ目の記述は、専門家へ相談すべき場面を、自分の判断で埋めてしまった誤りです。二つ目は、守秘義務を黙るための口実に使ったものですね。
守秘義務とは、つまり、仕事で知った秘密を外へ出さない義務のことです。三つ目は、身の引き方と報告の責任を、同じ皿に載せてしまったものなんです。
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