不正リスクアセスメントの実施技法
技法は「率直な話が出る場」で選ぶ
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正リスクアセスメントで情報を集めるときの代表的な四つの技法と、その選び分けを見ていきます。
手法の名前ではなく、そこで何が見えるかで覚えていきましょう。
技法は、集めたい情報がその場で率直に出てくるかで選ぶものであって、手法の目新しさや網羅性で選ぶものではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、その組織で人が率直に話せる場を確かめてから、集め方を選ぶということなんですね。
この記事で分かること
- 実施技法の代表的な四つの型と、そこで何が見えるかによる選び分け
- 同じ面接でも、聞く目的によって評価が反対になること
- この論点が問われる二つの型(分類・命名型/目的で線を引く正誤判定型)
不正リスクアセスメントの実施技法(CFE-S3-D06-07)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- データの分析さえ回せば、技法の選定は済む
- 一対一の面談でも、従業員どうしのやり取りは観察できる
- 匿名で意見を募る仕組みは、率直な材料が欲しい場面では役に立たない
- 技法を決めることと、評価の手順を先へ進めることは同じ工程だ
一つ目の誤解は、技法をデータの分析だけに絞っています。二つ目の誤解は、条件が抜けているんですね。
観察したいのは人と人のやり取りだ、という条件です。三つ目の誤解は、向きが逆です。
話しにくい風土でこそ、匿名の手段が効きますよ。四つ目の誤解は、準備と評価という別の工程を重ねた取り違えなんです。
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