残余リスクへの対応
選んだ動詞で四つに分かれる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、評価を終えて残ったリスクをどう扱うのか、その四つの対応と選び方を見ていきます。
「で、これはどうするか」を決める場面を、一緒にのぞいてみましょう。
残ったリスクへの対応は、活動を続けるのか、費用を誰が負うのか、統制を足すのか、という三つの問いで四つに分かれます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、選んだ動詞を後から説明できる形にしておく、ということなんですね。
この記事で分かること
- すべてのリスクを取り除かない前提と、優先順位づけの二つの枠組み
- 残ったリスクへの四つの対応と、それらを組み合わせて使えること
- この論点が問われる二つの型(事例分類型/条件のすり替え型)
残余リスクへの対応(CFE-S3-D06-12)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 残ったリスクは、すべて統制を足して潰すべきものだ
- 保険をかければ、そのリスクは消えてなくなる
- 追加の対策を講じない判断は、対応を放棄したことと同じだ
- 四つの対応のうち、選べるのは常に一つだけだ
- 事業から手を引いていなくても、統制を強めれば回避と呼べる
一つ目の誤解は、前提と食い違います。すべてを消すのは現実的ではなく、費用にも見合わないという前提ですね。
二つ目の誤解は、移転の中身を取り違えています。移転が動かすのは損失の負担であって、リスクの源ではありません。
三つ目の誤解は、文脈が落ちています。追加の対策を講じない判断は、費用と損失を比べた判断なんです。
四つ目の誤解は、四つは併用できるという整理と衝突します。五つ目の誤解は、対応を表す動詞のすり替えですよね。
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