不正リスクアセスメント結果の報告
読む相手が決められる形か
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正リスクアセスメントの結果をどう届けるのか、報告で押さえる考慮点を見ていきます。
この報告書は誰のために作るのか、そこから考えてみましょう。
報告は、どれだけ網羅したかではなく、読む相手がその場で決められる形になっているかで評価されます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、その企業で使われている言葉に合った様式で作る、ということなんですね。
この記事で分かること
- 評価の成否が、届け方とその後の行動にかかっていること
- 報告で押さえる四つの考慮点と、職業的な判断と偏見の線引き
- この論点が問われる二つの型(絶対語・保証語型/条件のすり替え型)
不正リスクアセスメント結果の報告(CFE-S3-D06-13)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 専門職団体が定めた統一の書式に従えば、どの組織でも確実に受け入れられる
- 評価さえ精緻に行えば、伝え方や後の行動を問わず成功と言える
- 軽いものまで一つ残らず並べた長い一覧が、最も効果的な報告の形だ
- 職業的な判断を働かせること自体を、報告では避けるべきだ
- 提言は出しさえすればよく、影響を受ける人へ事前に見せる必要はない
一つ目の誤解は、大事な点が落ちています。受け入れられるかを決めるのは、受け手だという点ですね。
二つ目の誤解は、因果を切った読み方です。成否は、報告と、その後の行動にかかっています。
三つ目の誤解は、優先順位づけを経営者へ丸投げする形なんです。四つ目の誤解は、混同です。
職業的な判断を使うことと、裏づけのない私見を書くことを混ぜています。五つ目の誤解は、事前の了承という手順を飛ばしていますよね。
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