不正対策統制の有効性評価ステップ
ある・効く・破られないの三つで確かめる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、統制が本当に効いているかを確かめる作業と、そこで押さえる三つの観点を見ていきます。
形だけの統制をどう見抜くのか、一緒にたどってみましょう。
統制の有効性は、あるか、狙いどおり効いているか、上位者に破られないか、の三つをそろえて初めて言えます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、統制があることは出発点にすぎず、効き目の結論ではないということなんですね。
この記事で分かること
- 形だけの統制が残す痕跡と、評価チームが行う作業
- 有効性を確かめる三つの観点と、残ったリスクが浮かび上がる仕組み
- この論点が問われる二つの型(半分正しい複合記述型/条件のすり替え型)
不正対策統制の有効性評価ステップ(CFE-S3-D06-10)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 方針書や規程がそろっていれば、統制は有効だと言える
- どんな統制があるかを書き出せば、管理の状況は確かめたことになる
- 狙いどおり効いているかを試す作業だけで、確認としては足りる
- 上位者が仕組みを骨抜きにする余地は、統制の評価とは別の問題だ
一つ目の誤解は、文書があることを効き目の証拠と読み替えています。二つ目の誤解に出てくる棚卸しとは、どんな統制があるかの書き出しのことですね。
この二つ目は、棚卸しを出発点ではなく到達点にしています。三つ目の誤解では、統制の把握と、無効化(仕組みを骨抜きにすること)の検討が抜けています。
四つ目の誤解は、上位者が破れる経路を評価の外へ置く点で危ういんですね。
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