不正リスクアセスメント成功要因
関与と独立性と視点がそろって実を結びます
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正リスクアセスメントの質を左右する成功要因を扱います。
担当が決まって確認表が配られても、同じ手順を踏んだ評価の質が大きく変わるのは、どこに理由があるのでしょうか。
不正リスクの評価は、経営層の関与と評価者の中立と加害者の目線がそろって、はじめて実を結びます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、確認表を埋めれば十分ということはなくて、誰が関わるのか、誰が見るのか、どう見るのかの三つがそろって効いてくる、ということですね。
この記事で分かること
- 優れた評価の条件が、組織の文化への適合、しかるべき主催者と支援者、構成員全員の参加、全社的な支持であること
- 汎用の枠組みは出発点として使えても、事業のかたちや文化に合わせないまま当てはめるのは踏み越えになること
- 出題型に、条件の網羅型、絶対表現型、客観性違反型という三つの軸があること
不正リスクアセスメント成功要因(CFE-S3-D06-06)
よくある誤解
先に、その記述だけが出てきたら誤りになる読み方を並べますね。
- 用意された確認表を埋めれば、評価としては十分だ、という読み方
- 事業の理解や客観性は、あれば望ましい程度の副次的な要素だ、という読み方
- 経営層と監査人が関与していれば、それだけで要件を満たす、という読み方
- 評価者が過去の不快な経験から抱いている個人的な偏りも、判断材料として積極的に結果へ反映させるべきだ、という読み方
- 汎用の枠組みやツールは標準化されているので、どの組織にもそのまま当てはめられる、という読み方
一つ目の読み方は、手段を目的の位置に置き換えた形です。二つ目の読み方は、欠かせない要素を格下げした形ですね。
三つ目の読み方は、条件の一部だけを切り取った形ですよね。四つ目の読み方は、客観性そのものへの違反です。
五つ目の読み方は、組織ごとの違いを無視した形なんです。
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