外部不正リスクと内部不正リスクの区別
分けるのは加害者の位置なんです
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正リスクを内と外に分ける軸を扱います。
被害の中身や評判のほうに目が行きがちなんですが、この軸で見るのは、加害者が組織の内側にいるのか外側にいるのかというところなんですね。
この軸で分類を決めるのは、何をされたのかではなく、誰が仕掛けたのかという加害者の位置なんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、被害の中身がばらばらでも、仕掛けたのが社外の相手ならまとめて一つの箱に入る、ということですね。
この記事で分かること
- 全体の括りが四つで、内側から立ち上がる三つと、外側から来る外部不正に分かれること
- 法規制違反・レピュテーション・情報技術に係るリスクが、加害者の位置とは別の観点として並ぶこと
- 出題型に、事例分類型、別軸すり替え型、範囲の除外型という三つの軸があること
外部不正リスクと内部不正リスクの区別(CFE-S3-D06-04)
よくある誤解
先に、その記述だけが出てきたら誤りになる読み方を並べますね。
- 顧客や仕入先が起こした不正でも、組織の評判が傷つくのだから評判の話として分類する、という読み方
- 法令に違反しているかどうかで、外部の不正か内部の不正かを分ける、という読み方
- 社内の役職員による横領も、被害が大きいのだから外部不正の側に入れる、という読み方
- 外部委託先で起きるリスクは自社の統制の外側だから、評価の対象から外す、という読み方
- 内部の協力者がいる外部からの不正も、加害者が社外なのでそれ以上は分けて考えない、という読み方
一つ目と二つ目の読み方は、別の分け方の軸を、内と外の軸に持ち込んだ形です。三つ目の読み方は、同じ軸の反対側へ入れてしまった形ですね。
四つ目の読み方は、評価する範囲から外してしまった形です。五つ目の読み方は、単純化しすぎですよね。
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