第三者不正リスクの監視と管理
付き合う前・契約する時・続く間に統制を置く
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、委託先などの第三者が絡む不正リスクを、どう見張って管理するのかを見ていきます。
組織の外側へ管理を広げるとき、時点をどう区切るのかがかなめなんですね。
第三者の管理は、付き合う前・契約する時・付き合っている間の三つの時点に統制を置いて、はじめて成り立ちます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、契約を結んだ時点で手を止めないということですね。
所有者が替わる、財務が悪くなる、下請を使い始める。こうした動きは、契約を結んだ後に起きると思ってください。
この記事で分かること
- 付き合う前・契約する時・付き合っている間という三つの時点に、それぞれどんな統制を置くのか
- 弱いところに合わせて統制を足して見続ける管理と、丸ごと断つ回避との境目
- この論点で想定される出題型の切り方(事例判断型/絶対語・保証語型)
第三者不正リスクの監視と管理(CFE-S3-D07-07)
よくある誤解
単独で出てきたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 契約を結んだ後は、相手側の内部の統制に任せておけばよい、とする説明
- デューデリジェンスは、取引の額が大きい相手へ一度だけ行えば足りる、という言い方
- 第三者が絡む不正の管理責任は相手側にあり、委託元は発覚した時点で契約を切ればよい、とする整理
- 損害の賠償を請求すれば、対応は終わったと考えてよい、とする説明
- 不正が見つかったら、外部への委託そのものをやめるのが最も強い対応だ、とする考え方
誤解の一つ目と二つ目は、二つのものが抜けています。取引が続く間の監視と、状況が変わったときの見直しですね。
三つ目の誤解は、責任の持ち主を相手側だけに置いた取り違えです。四つ目の誤解は、損害を取り戻すことと次を防ぐことを、同じものとして扱っています。
五つ目の誤解は、管理ではなく回避へ振り切った、行き過ぎた反応なんです。
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