不正インシデントへの対応と報告
起きる前に手順を決めてあるかが分かれ目です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正が発覚した後にプログラムが受け持つ範囲と、あらかじめ文書にしておく手順の中身を見ていきますね。
対応段階の手順を、不正が起きてから決めるのか、起きる前に決めてあるのかが、プログラムの実効性の分かれ目です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、誰が調べて、どう処分するのか。
それを不正が起きる前に文書で決めてあるかどうかで、プログラムが本当に働くかが決まる、ということなんですね。
この記事で分かること
- 調べる、処罰する、直す、信頼を戻すという、発生した不正への対応に含まれる四つの中身
- 防ぐ、見つける、後始末する、の三幕に記述を割り当ててから読む手順
- 範囲の切り縮め型と手続の順序型という、二つの出題パターンの見抜き方
不正インシデントへの対応と報告(CFE-S3-D05-04)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる書き方を並べます。
- 不正防止プログラムが受け持つのは、防ぐことと見つけることまでだ
- 発覚後の処分の重さは、そのつど事情に応じて決めればよい
- 調査を誰が担当するかは、事案が起きてから決めれば間に合う
- 立証できた不正の報告先は、担当部門の内部で完結してよい
四つとも、つまずいている理由は別々なんです。一つ目は、プログラムの射程、つまり守備範囲を切り縮めた点が誤りですね。
不正防止プログラムは、是正と対応まで含みます。二つ目は、一貫した適用という前提を外しています。
一貫した適用とは、誰にでも同じように当てはめることですよ。三つ目は、手順を先に決めておく意味を落としています。
四つ目は、報告経路の設計そのものが抜けている点ですね。四つをまとめて、一つの理由で片づけないでください。
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