全社的な不正対策文化の強化
風土は文書の数ではなく人の扱われ方に出ます
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、不正を許さない風土をつくる三方向の打ち手と、風土を形式だけで測ろうとする読み方の危うさを見ていきますね。
文化が根づいているかは、掲げた文書の数ではなく、目標が未達だった人と、異議を唱えた人が実際にどう扱われたかに表れます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、書類の有無と、人の扱われ方は別物だ、ということなんですね。
この記事で分かること
- 経営トップの姿勢、組織構造、業績管理という三方向の打ち手が、それぞれ何を支えているのか
- 並んだ記述を、実質を見る列と形式を見る列に分けてから読む手順
- 補完関係を対立に見せる型と、形式を万能とする型という、二つの出題パターンの見抜き方
全社的な不正対策文化の強化(CFE-S3-D05-03)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる書き方を、先に並べておきます。
- 倫理的な企業風土が根づいているかは、施策項目の一覧表と機械的に照らすのが最も的確だ
- 職務の記述にはあえて幅を持たせ、担当範囲をあいまいにしておくほうが柔軟に回る
- 達成が著しく難しい目標ほど、その達成度に報酬を強く連動させれば規律が働く
- 統制上の不備を見つける責任は、経営者から現場の一人ひとりへ移したほうがよい
つまずいている場所は、それぞれ違うんです。一つ目は、形式と実質の取り違えですね。
倫理規程や研修体制を整えている組織でも、その裏で腐敗した文化が潜んでいることは起こり得ます。二つ目は、責任と権限の境目をぼかしてしまう点です。
境目がぼやけると、不正をやれる機会が広がって逆効果なんですね。三つ目は、未達、つまり目標に届かないことへの圧力の見落としです。
その圧力が数字の粉飾を呼ぶ、という向きを落としています。粉飾とは、数字をよく見せるための偽りのことですよ。
四つ目は、責任の置き場所そのものを誤っています。四つを、どれか一つの理由でまとめないでください。
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