有効な監査委員会のベストプラクティス
手を動かす側ではなく問いを立てる側
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、監査委員会がどんな機関で、何を受け持つのかを、実務を回す側との違いから見ていきます。
有効な委員会にするために何をそろえるのかも、あわせて押さえていきましょう。
監査委員会の責任は、自分で実施することではなく、報告を受け取って問いを立てる監督にあります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、手を下さずに受け取って問うのが委員会の持ち場だ、ということなんですね。
まずは、上の一文を声に出して読んでみてください。
この記事で分かること
- 監査委員会が、実務を回す側でも外から意見を述べる側でもないということ
- 独立性・憲章・リソースと権限といった、有効な委員会にそろえるもの
- 出題に、監督の主体・実施と監督の入れ替え・全部をまとめた記述という三つの切り口があること
有効な監査委員会のベストプラクティス(CFE-S3-D02-04)
よくある誤解
はじめに、単独で示されたら誤りになる読み方を先に並べます。
- 会計や決算の実務を日々処理する担当者を、その領域を監督する立場だとする理解
- 財務を統括する執行の役員を、財務の執行から独立して見張る合議機関だとする理解
- 組織の外にいる独立した監査人を、組織の中で恒常的に監督を担う機関だとする理解
- 不正リスクの評価そのものを実施することが監査委員会の責任だ、とする読み方
- 不正リスク管理の仕組みを継続的に改善していくことが監査委員会の責任だ、とする読み方
初めの三つは、主体の取り違えです。実務を回す立場や、外から意見を述べる立場があります。
この二つの立場を、内側で継続して監督する合議機関と取り違えているんですね。合議機関とは、何人かの委員が集まって決める機関のことです。
四つ目と五つ目は、仕事の帰属の誤りになります。手を動かす仕事を、監督する側へ移してしまっているんです。
前半は主体の取り違え、後半は仕事の帰属の誤り、と分けて覚えてみてください。
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