ガバナンス関係者の役割と責任
役割は動詞で切り分けるのが近道です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、取締役会・経営者・株主が、それぞれどの持ち場を受け持つのかを動詞で切り分けていきます。
あわせて、取締役会が統治の面で最後に説明責任を負う相手も確かめてみましょう。
役割の当てはめは、所有する、監督する、指示して管理する、外から検証するという動詞で切り分けます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、誰の話かは肩書きではなく動詞で決まる、ということなんですね。
まずは、上の一文を声に出して読んでみてください。
この記事で分かること
- 取締役会・経営者・株主が、それぞれどの動詞を担当しているのか
- 取締役会が統治の面で最後に説明責任を負う相手が誰なのか
- 出題に、特徴の言い回し・動詞のすり替え・報告の相手という三つの切り口があること
ガバナンス関係者の役割と責任(CFE-S3-D02-03)
よくある誤解
この論点では、単独で示されたら誤りになる読み方を先に並べておきます。
- 組織の活動を継続して監督し、戦略の狙いを評価する役目を、外部監査人が担うとする理解
- 会社の外から法令の遵守や市場の秩序を見る当局を、組織内部の監督の主体だとする理解
- 従業員へ業務を指示し、その成果を管理するのは取締役会だ、とする読み方
- 取締役会が統治の面で最後に報告する相手を、会議体の議長や経営執行のトップだとする読み方
- 不正の防止と発見に責任を負うのは経営者ただ一人だ、とする整理
初めの二つは、立場の取り違えです。外から関わる立場と、組織の中で継続して監督する立場を混ぜているんですね。
三つ目は、監督と執行の混同です。四つ目は、委任の向きを逆にしたものになります。
五つ目は、責任を負う人の範囲を一人に狭めたものなんです。つまずき方が四通りある、と思ってください。
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