訴追プロセスの役割と責任
最後に決めるのは訴追側なんです
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、刑事の手続に加わる立場ごとの役目と、合意で量刑を軽くする方へ進むかを最後に決めるのは誰かを整理します。
「協力すれば軽くしてもらえますか」と聞かれたら、返事をする前に何を確かめておけばよいのでしょうか。
役割の問いは、その人が何をする立場かではなく、最後にその判断を下すのは誰かで切ります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、意見を言える人が何人いても、合意へ進むかどうかを決めるのは訴追する側だけ、ということなんですね。
この記事で分かること
- 証人・検察官・被告側弁護人・裁判官が担う役目の分かれ方
- 合意へ進むかどうかの裁量の所在と、検察官が法廷で語ってよい範囲
- 出題型は、権限の所在をずらす型・権限を広げすぎる型・踏み越えを正しいことのように置く型
訴追プロセスの役割と責任(CFE-S2-D14-05)
よくある誤解
その一文だけで示されると誤りになる記述を、先に並べます。
- 合意で量刑を軽くする方へ進むかは、事実を判断する陪審が決める
- その判断は、被告人を弁護する側が求めれば動かせる
- その判断は、手続に関わる当事者が等しく分け持つ
- 検察官は最終弁論で、被告の有責性について自分の見解を述べてよい
初めの記述は、権限を事実を判断する役割、つまり陪審へずらしています。二つ目の記述は、被告人を代弁する立場へずらしたものです。
三つ目の記述は、関係者全員へ広げすぎですね。四つ目の記述は、語ってよい範囲を証拠から離れたところまで伸ばしたものなんです。
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