秘匿調査のリスク
最後の手段として、五つのリスクを並べて決めます
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、秘匿調査をやるべきかどうかを決めるときに、何を並べて考えるのかを整理していきますね。
費用や機材の話に縮めてしまわないよう、五つのリスクまで見ていきましょう。
秘匿調査は他の手段が届かないと確かめてから選び、安全・法的責任・倫理・証拠能力・評判の五つを並べて可否を決めます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、可否の判断は費用の計算ではなくて、リスクの棚卸しなんですね。
この記事で分かること
- 秘匿調査が最後の手段として位置づけられる理由
- 安全・法的責任・倫理・証拠能力・評判という五つのリスクの窓
- 範囲の広狭型・絶対語型・手続の順序型という、三つの問われ方
秘匿調査のリスク(CFE-S2-D11-06)
よくある誤解
この論点でも、単独で示されたら誤りになる記述を並べておきましょう。
- 秘匿調査に追加の費用はかからないので、予算の超過だけを見ておけばよいという整理
- 成否は、使う監視機材の性能でほぼ決まるという理解
- 秘匿調査で得た情報は常に証拠として採用されるので、証拠能力を検討する必要はないという判断
- ほかのやり方で調べられる場面でも、早さを優先して秘匿調査から入ってよいという運用
一つ目の記述は、費用の見立てが実際と逆になっています。しかも、重いリスクを予算の話に縮めてしまっているんですね。
二つ目の記述は、目的と手段の取り違えです。適法かつ安全に有用な証拠を得るのが目的で、機材はそのための手段ですよね。
三つ目の記述は、見落としです。不適法な手段で集めた情報は、排除されることがあります。
四つ目の記述は、最後の手段という位置づけそのものを外しています。
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