情報源・情報提供者の守秘限界
約束できるのは最善を尽くすところまでです
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、情報提供者に守秘をどこまで約束できるのかを整理していきますね。
限界を先に伝えることと、その内側で全力を尽くすことが両立する、というところまで見ていきましょう。
約束してよいのは最善を尽くすところまでで、結果としての秘匿は保証できません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、約束の対象は努力であって、結果としての秘匿ではない、ということなんですね。
この記事で分かること
- 無条件の機密保持を約束できない理由と、限定的な約束の伝え方
- 限界の内側で尽くす努力、そして公的機関に勤めている場合の逆の義務
- 絶対語・保証語型、半分正しい複合記述型、法域すり替え型という三つの問われ方
情報源・情報提供者の守秘限界(CFE-S2-D11-05)
よくある誤解
この論点でも、単独で示されたら誤りになる記述から並べましょう。
- 民間の調査であれば、無条件の秘匿を約束してよいという整理
- 協力を引き出すためなら、留保を付けずに言い切ってよいという判断
- 貴重な情報を逃す損害を考えれば、限界を伝える対応は不適切だという評価
- 結論は妥当でも、得た情報は必ずすべて上司に報告すると付け加えるべきだという理由づけ
一つ目の記述は、前提そのものが誤りです。官と民で原則が変わる、という前提ですね。
二つ目の記述は、動機を理由に原則を緩めています。三つ目の記述は、起きた結果からさかのぼって原則を否定しようとしています。
守れる範囲だけを約束する、という原則ですね。四つ目の記述は、結論こそ合っています。
ただ、守秘の限界という話に、無関係な義務を接ぎ木しています。要するに、理由づけがずれているんですね。
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