情報源・情報提供者の利用
謝礼は署名のある受領記録と引き換えに渡します
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、情報源と密告者の分かれ目を押さえたうえで、謝礼の渡し方と記録の残し方を整理していきますね。
伏せるのは名前であって記録そのものではない、というところまで見ていきましょう。
情報源の扱いは、身元を伏せることと後から確かめられることを、同時に満たす形を選びます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、身元が露出しないことと、後から照合できること。
この二つを同時に満たす形を選ぶ、ということなんですね。
この記事で分かること
- 情報源と密告者の分かれ目、そして活用の三段構え
- 謝礼は署名のある領収書と引き換えに渡すこと、報告書では符号に置き換えること
- 条件のすり替え型・露出の階段型・手続の順序型という、三つの問われ方
情報源・情報提供者の利用(CFE-S2-D11-04)
よくある誤解
この論点でも、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べましょう。
- 受取の署名を拒まれても、第三者が立ち会えば現金を渡してよいという扱い
- 情報の価値が高ければ、記録を残さないまま現金を渡してもよいという扱い
- 署名が得られない場面では、そもそも適切な対応が存在しないという整理
- 後から照合できるように、覚書へ情報源の実名を書いておくという扱い
- 名前を伏せた形として、イニシャルだけを書いておけば足りるという扱い
- 秘匿を優先し、情報源に関する記載を丸ごと省くという運用
一つ目の記述は、立会人がいても足りません。本人の署名という書面が残らないからです。
二つ目の記述は、担当者自身を守れなくなる点が問題です。後から着服を疑われたときに困るんですね。
三つ目の記述は、正しい対応を見落としています。署名と引き換えに支払う、という対応が現にあるからです。
四つ目と五つ目の記述は、身元を出しすぎる方向の行き過ぎです。六つ目の記述は、逆に記録が足りない方向の行き過ぎなんですね。
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