スキミングの手口
抜かれたのが記録の前なら、この枝です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、会社に入ってくるはずだったお金が、帳簿に載る前に抜かれてしまう手口を扱います。
現金受領の不正を大きく2つに分けたときの、片方の枝だと思ってください。
現金受領の不正を二分する大分類は、受け取った場所でも金額でもなく、抜かれた時点が記録の前か後かだけで決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、どこで受け取ったかでも、いくらだったかでもなく、帳簿に載る前に抜かれたのかどうかだけで名前が決まる、ということなんですね。
この記事で分かること
- 記録の前に抜くスキミングを、事例から見分ける軸
- 現金販売の売上金と、信用販売の回収金という、抜き取る相手ごとの2つの手口
- 階層すり替え・事例分類・範囲の広狭という、3通りの問われ方
資産不正流用: 現金受領の手口類型(スキミングの手口)(CFE-S1-D03-01)
よくある誤解
はじめに、それ1つだけで示されたら誤りになる記述を並べてみましょう。
- 現金受領の不正を二分する大きな分類は、ラーセニーとラッピングである
- 現金売上の抜き取りと、売掛金回収の抜き取りが、その二大分類にあたる
- スキミングの対象は、店頭で受け取る現金売上に限られる
- 取引の見返りを戻してもらうキックバックも、現金受領の抜き取りの一種である
どれも、出てくる単語そのものは実在しますよね。ところが、少し細工が入るだけで、記述としては誤りになるんです。
細工の型は3つあります。分類の上下をずらす型、対象の範囲をせまくする型、別の枝の不正を混ぜる型です。
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