スキミングの予防
照合ではなく、入口の分け方で止めます
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、帳簿に載る前の現金が抜かれてしまう手口を、どう起こさせないかを扱います。
毎晩レジと現金がぴったり合っていても安心できないのはなぜか、というところから考えてみましょう。
スキミングの予防策は、記録どうしを比べる手続ではなく、現金が記録に入る前の経路を分ける手続で組み立てます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、記録どうしを照らし合わせるのではなく、現金を受け取る入口の役割を分けておく、ということなんですね。
この記事で分かること
- レジ記録と手元現金の照合では、記録前の抜き取りが見えない理由
- 職務分掌・制限的裏書・連番領収書・毎日全額預金という、入口を分ける手続の組み立て
- 予防と発見の入れ替え・条件のすり替え・絶対語という、3通りの問われ方
資産不正流用: 現金受領の予防策(スキミングの予防)(CFE-S1-D03-02)
よくある誤解
ここでも、それ1つだけで示されたら誤りになる記述を先に見ておきましょう。
- レジの記録と現金を毎晩照合する体制さえ整えれば、記録前の抜き取りは起こさせずに済む
- 帳簿の在庫と実地の在庫を照合しても、記録に載らない販売までは捉えられない
- レジ周辺の監視カメラは、簿外で起きる不正には役に立たない
- レジ係とは別の人が来店客数や取引件数と売上を突き合わせても、意味は薄い
4つとも誤りです。つまり、ここで打ち消されている手続は、どれも有効な策なんですね。
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