ラーセニーの手口
記録済みで、出金の入力が無ければこちら
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、すでに帳簿に記入された現金が抜かれてしまう手口を扱います。
人の名前や勘定名につられず、どこを見れば分類が決まるのかを一緒に確かめてみましょう。
記録済みの現金が、出金を説明する入力を伴わずに消えていれば、その手口はラーセニーです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、記録の前か後かという軸と、出金を説明する入力があるかどうかという軸。
この2本だけで決まる、ということなんですね。
この記事で分かること
- レジの引き出しや銀行預金という、記録済みの現金が抜かれる場面
- 反対取引・レジ記録の改ざん・預金伝票の書き換えという隠ぺいの形
- 事例分類・条件のすり替え・階層すり替えという、3通りの問われ方
資産不正流用: 現金受領の手口類型(ラーセニーの手口)(CFE-S1-D03-04)
よくある誤解
ここでも、それ1つだけで示されたら誤りになる記述を先に並べてみましょう。
- すでに売上や売掛金として記録された後の着服も、スキミングに分類される
- 売上や売掛金という語が出てくるので、収益を膨らませる財務諸表不正にあたる
- 返金や取消の入力が無くても、出金を偽装する不正支出型として扱える
- 他人のアクセスコードを使った時点で、現金窃盗とは別の類型に移る
ここでの争点は、2本の軸だけなんです。1本目は、抜かれたのが記録の前か後かという軸。
2本目は、出金を説明する入力があるかどうかという軸ですね。
ところが、なりすましや勘定名という目立つ要素が置かれると、この2本の軸から目が離れてしまいますよね。
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