分析結果解釈の課題
出るのは異常値であって、不正の結論ではありません
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、分析で出てきた結果をどこまで信じてよいのかを扱いますね。
入れたデータの質、誤検出、そして異常値が見つかった後に何が続くのか。順に見ていきましょう。
分析が出すのは異常値であって、不正の結論ではありません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、分析は候補を並べるだけで、意味を与えるのは後の作業だということなんですね。
この記事で分かること
- 分析ソフトにできることと、入れたデータの質にそのまま縛られるという限界
- 誤検出が起きる三つの理由と、異常値の次に必ず挟まる追加の調べ
- この論点で想定される出題の型三つと、その切り方
分析結果解釈の課題(CFE-S2-D06-04)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる記述を並べます。
- 欠落や不備のあるデータを入れても、分析ソフトなら信頼できる結論を出してくれる。
- 分析で異常と判定された取引は、それだけで不正な取引だといえる。
- 分析の結果が出たなら、追加の調べを入れなくても不正の有無を結論づけられる。
- 誤って異常と判定されるのは、データに誤りがあるときだけである。
一つ目の記述は、ある関係を無視した形です。出てくるものの質は、入れたものの質に縛られます。
二つ目の記述は、取り違えですね。手がかりと、確定した証拠は別ものです。
三つ目の記述は、その後に続くはずの工程を飛ばしています。四つ目の記述は、原因の見落としです。
基準から外れた正当なデータでも、同じことが起こるんですね。
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