predicationの基礎
根拠の強さが踏み込める行動を決める
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、調べ始めてよいだけの理由がそろっている状態、つまり合理的推定(predication)を整理しますね。
兆候はあるけれど断定はできない、という場面でどこまで動けるのかという話なんです。
根拠の強さが、踏み込める行動の強さを決めるんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、根拠がそろわないうちは検査を始めることも続けることもできず、推定できる範囲を超えて調べ広げることもできない、ということなんですね。
まずはこの一文だけ持ち帰ってみてください。
この記事で分かること
- 合理的推定(predication)が縛る、行動の強さ
- 不正のトライアングルや職業的懐疑心との仕分け方
- この論点の問われ方3パターンと、行動を強さの順に並べる手順
predicationの基礎(CFE-S2-D01-05)
よくある誤解
合理的推定(predication)は、似た言葉との取り違えが起きやすい論点です。
合理的推定とは、ひとことで言えば、調べ始めてよいだけの理由がそろっている状態のことなんですね。まずは、単独で出たら誤りになる記述を見てみましょう。
- 「合理的推定とは、証拠の収集と分析を行う工程の一段階の名称である」
- 「合理的推定とは、面接を進める際の、面接工程の一段階の名称である」
- 「合理的推定とは、実行した人が自分の行為を正当化する心理のことである」
- 「合理的推定は、不正のトライアングルや職業的懐疑心と同じことを指す」
- 「兆候が偏っているなら、本人を問い詰めてよいし、私物を同意なく調べてもよい」
初めの二つの記述は、工程の段階名と、その工程を支える前提とを取り違えています。三つ目の記述は、調べる側の話と、実行した側の心理の取り違えです。
四つ目の記述は、理論や心構えを指す言葉と、根拠がそろった状態を指す言葉を混同しているんですね。五つ目の記述だけは種類が違います。
行動の強さの踏み越えにあたりますから、分けて覚えておきましょう。
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全文が読める見本: マネーロンダリングの三段階、自白獲得面接の手順、不正のトライアングル