不正検査の定義
端緒から解決までを貫く一本の道
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、不正検査という言葉がどこからどこまでを指すのか、そして担当者の職務がどこで終わるのかを整理しますね。
似た言葉であるフォレンジック会計との距離も、あわせて見ていきましょう。
不正検査は、疑いの端緒から解決までを貫く一本のプロセスであって、特定の技法でも、有罪をつくる作業でもないんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、不正検査は一つの技ではなく、疑いから解決まで歩き通す道のりだ、ということなんですね。
有罪か無罪かの最終判断は司法の側にありますから、そこは担当者の職務の外だと押さえておきましょう。
この記事で分かること
- 不正検査が指す範囲と、担当者の職務が終わる場所
- フォレンジック会計との、守備範囲の広さの違い
- この論点の問われ方3パターンと、限定語に線を引く手順
不正検査の定義(CFE-S2-D01-02)
よくある誤解
まずは、単独で出たら誤りになる記述を先に並べますね。
- 「不正検査とは、帳簿の突き合わせなど特定の会計技法そのものを指す」
- 「疑われている人が黒だと裏づける証拠を探すのが不正検査である」
- 「目的は、個人の責任を立証して処罰につなげることに尽きる」
- 「担当者の職務には、有罪か無罪かを最終的に判定することも含まれる」
- 「フォレンジック会計と不正検査は、呼び名が違うだけで同じものである」
一つ目の記述は、不正検査の範囲を、手段の一つにまで狭めています。二つ目と三つ目の記述は、結論の向きを先に決めてしまっている点でつまずいています。
四つ目の記述は、担当者の権限を越えています。五つ目の記述は、二つの言葉の守備範囲の広さを取り違えているんですね。
外れ方が違いますから、まとめて覚えないほうが安全ですよ。
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