不正検査計画の手順と考慮事項
計画が決めるのは枠組みで結論ではない
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、不正検査の計画をどの向きで進めるのか、そして計画の段階で決めてよいことはどこまでなのかを整理しますね。
調査チームに誰を入れて誰を外すのかという物差しも、あわせて見ていきましょう。
計画で決めるのは調査の枠組みであって、結論ではないんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、計画で決めるのは、何を達成し、どこまでを対象にし、誰がどの役をどれくらいの期間で担うのかという器であって、中身ではない、ということなんですね。
誰がやったのかは、その枠の中で証拠が答えを出してくれますから、まずはこの一文だけ持ち帰ってみてください。
この記事で分かること
- 調査計画が決めるのは枠組みで、結論ではないこと
- 周辺から核心へという進む向きと、人を選ぶときの独立性
- この論点の問われ方3パターンと、役割か関係かで仕分ける手順
不正検査計画の手順と考慮事項(CFE-S2-D01-03)
よくある誤解
まず、単独で出たら誤りになる記述から並べますね。
- 「調査は、まず疑われている本人から着手し、周辺へ広げていくべきである」
- 「関与したとみられる人への面接を先に済ませ、あとで全体を把握すればよい」
- 「進め方はどれも等しく正しく、どれを選んでも差し支えはない」
- 「業務に詳しいのだから、疑われている人と近い立場の人を優先して選ぶ」
- 「計画の段階で、誰が実行したのかを特定して氏名を確定させておく」
初めの二つの記述は、調査の進む方向が逆を向いています。三つ目の記述は、その逆向きのやり方まで一緒に正しいとしている点が違います。
四つ目の記述は、能力の高さで独立性の欠けを埋めようとしています。独立性とは、調べる相手と近すぎない立場のことなんですね。
五つ目の記述は、計画と結論の取り違えです。似て見えても、外れる理由は別ものですよ。
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