証券不正の発見策
分子と分母に何を置いた数字か
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、証券の分野で起きたことに気づくための道具を見ていきます。
手数料の金額の大きさに驚いてしまうと、かえって説明が持たなくなるんですよ。
発見の道具は、分子と分母に何を置いた数字かで値打ちが決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、過当売買を数字で裏づけるなら、手数料を口座の平均残高と並べて見る、ということですね。
この記事で分かること
- 口座で過剰な取引が行われたかを確かめる、一般的な二つの方法
- 一か月を切り取って言い切れない理由と、時系列で並べる四つの手がかり
- 発見の論点で想定される三つの問われ方と、重要性を誰の目から測るのか
証券不正の発見策(CFE-S1-D11-05)
よくある誤解
発見の話でも、単独で提示されたら誤りになる記述から入ります。
- 一株当たりの利益を計算すれば、口座で過当な売買が行われたかどうかを裏づけられます
- 市場価格を公正価値で割った倍率を見れば、手数料の水準が分かります
- 手数料の額が前の期より増えていれば、それだけで過当な売買の証拠になります
- 一か月分の手数料の大きさを見れば、過当かどうかを決められます
- 発見のための手続とは、勧める内容が妥当かを事前に点検する仕組みのことです
一つ目と二つ目に挙げた記述は、そもそも測っている単位が違いますよね。会社の稼ぐ力を測る物差し。
証券が割高かどうかを測る物差し。どちらを使っても、一つの口座が背負った負担は出てこないんです。
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