証券不正の予防策
統制は誰のどの段階に触れるかで選びます
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、証券の分野で不正を起こさせない側の手当てを見ていきます。
統制そのものは真っ当なのに、当てはめの場所がずれている。そんな並びを見抜くところが山場なんですよ。
予防を問われたら、統制の名前ではなく、それが誰のどの段階の行為に触れるかで選びます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、壁を立てる場所を間違えると、どんなに立派な統制でも素通りされてしまう、ということなんですね。
この記事で分かること
- 不相応な推奨や手数料稼ぎの売買を止める関門を、どの段階に置くのか
- 情報の壁・証券かどうかの判定・外部の監査が、それぞれどこまで届くのか
- 予防の論点で想定される三つの問われ方と、統制を仕分ける四つの箱
証券不正の予防策(CFE-S1-D11-04)
よくある誤解
予防の話でも、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べます。
- 未公開の重要な情報が営業の部門へ流れない壁を作れば、不相応な商品の推奨も防げます
- 顧客との契約が証券に当たるかを判定しておくことが、証券不正の予防になります
- 発行する会社の財務諸表を外部の監査に付せば、担当者による過当な売買も止められます
- 取引の後から記録を点検して気づく仕組みを置けば、不相応な推奨や過当な売買の予防策になります
- 統制を一つ入れておけば、その手口はもう起こりません
どれも、統制そのものは真っ当なんですよね。統制とは、ひとことで言えば、不正を防いだり見つけたりするための仕組みのことです。
ずれているのは、当てはめのほうなんです。その統制が誰のどの行為に触れているのか、という当てはめですね。
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