証券不正の手口類型
目的・情報・承認のどれが欠けたか
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、証券の分野に並ぶ手口の名前を、どこで見分けるのかを整理していきます。
似た響きの名前がずらりと並びますが、似ているのは外側だけなんですよね。
手口の名前を見分けるときは、担当者が何を目的に動いたか、どの情報を使ったか、誰の承認を欠いたかが手がかりになります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、同じ一回の売買でも、目的と情報と承認のどれが欠けたかを見ると、呼び名も調べ方も見えてくる、ということですね。
この記事で分かること
- 業として証券を扱う登録している者の手口が、どこで名前を分けられるのか
- 損益の扱いや書面の承諾など、手口ごとに押さえておきたい線引き
- 手口の論点で想定される三つの問われ方と、拾えるレッドフラグ
証券不正の手口類型(CFE-S1-D11-03)
よくある誤解
まずは、単独で提示されたら誤りになる記述から並べます。
- 手数料を目的にした頻繁な売買と、相場を動かす虚偽の情報を流す行為は、同じ手口として扱えます
- 担当者によるさまざまな違反行為は、すべて過当な売買の一種として扱えます
- 顧客の承認を取らずに売買を執行することは、勧めた商品が不相応だったという意味で適合性の問題です
- 公開されている材料をもとに売買して利益が出たなら、それも内部の情報を使った取引です
- 情報を受け取っただけの家族や友人の売買は、内部者本人の取引ではないので対象から外れます
似ているのは外側だけなんです。登場人物や場面が近く見える、という点ですね。
中身は、目的も、使った情報も、欠けた承認も違いますよね。単独で出てきたら誤りになる記述として置いておきます。
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