資産不正流用: 不正支出の発見策(給与)
手続には守備範囲があるんです
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、すでに支払われた給与の記録から異常を拾い上げる手続、つまり発見策を見ていきますよ。
人事の突合をしておけば給与不正はひととおり見つかる、と考えたくなりますが、どの手続にも守備範囲があるんですね。
判断の軸は、その手続が確かめている事実と、手口が偽っている事実が、重なっているかどうかです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、その手続が何を確かめる手続なのかを先に決めて、手口が偽っている事実と重ねてみる、ということですね。
まずはここだけ、頭の真ん中に置いておいてくださいね。
この記事で分かること
- 発見策が、すでに支払われた記録のなかから異常を拾い上げる、起きた後の手続だということ
- 三つの型がそれぞれ何を偽っているかと、手続が確かめている事実が重なるかどうかで手続を選ぶこと
- 事例分類型、範囲の広狭型、兆候・レッドフラグ識別型という三つの出題型の切り方
資産不正流用: 不正支出の発見策(給与)(CFE-S1-D04-12)
よくある誤解
この論点でも、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べますね。
- 人事の記録と賃金台帳を突き合わせておけば、給与の不正はひととおり見つかる、という理解
- 発見の手続は一つ選べば足りるので、最も強いものを決めればよい、という理解
- 小切手の改ざんも給与から出ていくお金だから、給与の突合で拾える、という理解
どれも、手続の名前としては正しいものを含んでいますよね。ただ、どの手続にも守備範囲があります。
その手続が確かめている事実の外側までは、届かないんです。
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