資産不正流用: 不正支出の予防策(給与)
作る人と渡す人を重ねない設計
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、給与の不正を起こさせないための設計、つまり予防策を見ていきますよ。
人手が足りないから計算と支給を一人が兼ねる、という形がなぜ認められないのか。そこが今回の山なんですね。
判断の軸は、給与の記録を作る人と、給与という資金を渡す人が、同じ人になっていないかという一点です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、記録を作る役割と資金そのものに触れる役割が一人に重なっていないか、それだけを見ればいいということですね。
まずはここだけ、頭の真ん中に置いておいてくださいね。
この記事で分かること
- 給与不正を防ぐ土台が職務分掌であること、そして支払準備・支出・支給・口座の照合・人事をそれぞれ別の人に持たせること
- 記録を作る役割と資金に触れる役割が同じ人に重なるかどうかが、踏み越えの境目になること
- 予防策・発見策の入れ替え型、責任主体・権限型、半分正しい複合記述型という三つの出題型の切り方
資産不正流用: 不正支出の予防策(給与)(CFE-S1-D04-11)
よくある誤解
ここでも、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べますね。
- 人手が足りない職場では、給与の計算と支給を一人が兼ねてもやむを得ない、という理解
- 承認の印が押されていれば、その後の流れは信頼してよい、という理解
- 予防策と発見策は同じ目的の手段だから、どちらを答えても大差ない、という理解
現場の感覚としては、言いたいことは分かりますよね。ただ、予防策は、不正を起こさせないための設計です。
起きた後に気づくための手続ではないんです。
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