会計の枠組み
外れてよいのは利用者のためのときだけ
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、会計の枠組みと、そこから外れてよい場面の境目を扱います。
名前を暗記するのではなく、それぞれの特性が何を守るための道具なのかを見ていきましょう。
枠組みから外れることが正当と認められるのは、業界慣行・重要性・保守主義・忠実な表示のように利用者側に理由があるときで、会社の見え方や手間のためではないんです。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、逸脱が許されるのは利用者のためであって、会社の都合では許されないということなんですね。
この記事で分かること
- 会計のルール体系(GAAP・IFRS)の違いと、質的特性それぞれが何を守っているのか
- 枠組みから外れることが正当と認められる4つの場合と、踏み越えになる境目
- この論点の出題型3つと、語の対応表から特性の名前を引く手順
会計概念の制度・枠組み(accounting frameworks)(CFE-S1-D01-05)
よくある誤解
ここでも、単独で示されたら誤りになる記述から入りましょう。
- 完全性・中立性・誤謬のなさを求めているのは、比較可能性だ、という結び付け
- 恣意的な方針の変更を縛っているのは、目的適合性(情報が利用者の判断に役立つかという特性)だ、という結び付け
- いったん採用した会計の原則は、どんな理由があっても変えられない、という言い切り
- 企業がこの先も続いていくという前提を表しているのは、検証可能性(別の人が確かめても同じ結論に至るかという特性)だ、という説明
質的特性、つまり会計の枠組みが備えるべき性質の名前は、どれも良い意味の言葉です。ですから、取り違えても違和感が出にくいですよね。
ここでの分かれ目は、名前の暗記ではありません。それぞれの特性が何を守るための道具なのか、というところなんですね。
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