損益計算書の構成要素
利益は、いつの分かで姿を変えます
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、損益計算書の構成要素を扱います。
対象が時点なのか期間なのか、測っているのが現金なのか儲けなのか。この2本の軸を持つだけで、迷いはずいぶん減るんですよ。
損益計算書で問われているのは金額の大小ではなく、その金額がどの期間に属すると決められたのか、という帰属の判断です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、見るべきは金額そのものではなく「いつの分」として載っているのか、ということなんですね。
ここを意識しながら読んでみてください。
この記事で分かること
- 損益計算書が測っているのは「期間」と「経営成績」だという2点
- 収益と費用の勘定が期末にゼロへ締め切られ、資産や負債とは扱いが分かれること
- 売上総利益からの利益の段階と、この論点の出題型3つ
会計概念の構成要素(損益計算書 / income statement components)(CFE-S1-D01-02)
よくある誤解
ここでも、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べますね。
- ある一時点の資産・負債・純資産の残高を示すのが損益計算書だ、という説明
- 純資産の期中の変動の内訳を示すのが損益計算書だ、という説明
- 一定期間の現金の調達と運用を示すのが損益計算書だ、という説明
- 収益と費用の勘定は期末を越えて残高が残り、そのまま翌期へ引き継がれる、という理解
- 売上総利益は、営業にかかる費用まで差し引いたあとの金額だ、という理解
上から3つは、どれも他の計算書の役割を借りてきた説明です。単独で示されると、それらしく読めてしまいますよね。
ここでの分かれ目は、2本の軸だと考えてください。1本目の軸は、対象が時点なのか期間なのか。
2本目の軸は、測っているのが現金なのか儲けなのか、です。
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