貸借対照表の構成要素
貸借の一致は、正しさの証明ではありません
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、会計の等式と貸借対照表の構成要素を扱います。
左側に何が並び、右側に何が並ぶのか。この構造の理解が分かれ目になるんですね。
貸借が一致していることは、記録が正しいことの証明ではなく、辻褄を合わせられたという事実にすぎません。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、合っていることではなく「合わせ方」を見にいく、ということなんですね。
合計の一致を確かめた時点で手を止めないでいきましょう。
この記事で分かること
- 会計の等式で、左側が何を示し、右側が何を示すのか
- 均衡を保ったまま進む手口の型2つと、そこに出る釣り合いの崩れ方
- この論点の出題型2つと、どちら側にどう効くかで仕分ける手順
会計概念の構成要素(貸借対照表 / balance sheet components)(CFE-S1-D01-01)
よくある誤解
まずは、単独で示されたら誤りになる記述を先に並べておきましょう。つまり、その1文だけを見せられたら誤りになる書き方のことなんですね。
- 資産と負債を足したものが純資産になる、という等式の形
- 資産は、負債から純資産を引いたものだ、という減算の置き方
- 貸借が一致していれば、記録された取引の中身まで正しいと言える、という読み方
- 貸方、つまり右側に書くと増える勘定は収益だけである(あるいは負債だけである)、という限定
こうして並べてみると、どれもおかしいと感じますよね。ところが、等式の形を1か所だけ入れ替えられると、途端に判断が鈍るんです。
ここでの分かれ目は、左側に何が並び、右側に何が並ぶのかという構造の理解です。
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