現金主義と発生主義
収益の居場所を決めるのは履行の事実
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、現金主義と発生主義を比べて識別する範囲を扱います。
認識の時点を決めているのが何なのか、というところが分かれ目なんですね。
収益と費用の居場所を決めるのは、現金が動いた日でも契約書の日付でもなく、履行という事実が起きた日です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、約束をした時点ではなく、約束を果たした時点で区切るということなんですよ。
この記事で分かること
- 現金主義と発生主義の分かれ目と、収益にとっての「原因となる出来事」は何か
- 費用収益対応の原則の使いどころと、期をまたぐ操作が利益を動かせてしまう理由
- この論点の出題型3つと、契約・請求・入金・履行の4つの時点を並べる手順
会計概念の比較識別(cash and accrual accounting)(CFE-S1-D01-04)
よくある誤解
今回も、単独で示されたら誤りになる記述から並べていきましょう。
- 代金を受け取った期に、収益も費用もまとめて計上する、という処理
- 契約が成立した時点で、役務の提供が翌期でも収益に計上できる、という理解
- 収益は入金した期に、対応する費用は発生した翌期に、それぞれ分けて計上する、という処理
- 当期に計上するか翌期に計上するかは、経営者が選んでよい、という説明
どれも、現金の動きや契約書の日付という、目に見える出来事に引きずられた形ですよね。
ここでの分かれ目は、認識の時点を決めているのが何なのか、という一点なんですね。
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