発行の承認統制
決めてから比べ、承認は最後
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、社債を出す前に取締役会で決議しておく条件の範囲と、照合・承認を置く順序を見ていきますね。
会議の場では通ってしまいそうな言い分ほど、単独の記述で出たときに迷いやすいところなんです。
社債発行の順は、取締役会で主要条件を決議してから決議条件と払込条件を比べ、最後に実行を承認する
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、決めるのが先、比べるのは実行の前、承認は最後、という順序を崩さないことなんですね。
この記事で分かること
- 取締役会で決議すべき発行条件の範囲と、照合・承認を置く順序
- 決議・照合・実行承認を並べ替える型で、先頭と末尾を固定する見分け方
- 条件を突き合わせる担当と実行を承認する担当を分ける、職務の分離の考え方
社債を出す前に、誰が何を決めておくか(TR-07-c)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきましょう。
- 投資家の関心が集まる利率さえ決議しておけば、償還の方法や発行の総額までは取締役会に諮らなくてよい
- 発行の条件は資金を担当する部門が固めれば確定し、あらためて取締役会にかける必要はない
- 決議の内容と実際の条件が合っているかどうかは、発行を済ませたあとで確かめれば足りる
上に並べた誤解を、順に見ていきましょう。1つ目の誤解は、決議事項の範囲を狭めたものですね。
2つ目は、決裁そのものを省いたものです。3つ目は、確認の時点を後ろへずらしたものです。
どれも会議の場では通ってしまいそうな言い分ですよね。ですが、単独の記述として出たら誤りなんですね。
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