短期運用の銘柄は何を見て選ぶか
目論見書より先に自社の運用方針
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、余った資金を短期で運用するとき、銘柄を絞り込む前に何を確かめるのかを見ていきますね。
目論見書をどこに置くか、そして運用の通貨と場所という条件で消えるリスクがあることも、あわせて押さえておきましょう。
運用の検討段階で確かめるのは、発行体が出す開示資料ではなく、自社が定めた資金運用の方針のほう
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、検討の段で確かめる材料は市況・自社の運用方針・金額規模の三つに固定して、発行体が出す書類はその外側に置く、ということですね。
この記事で分かること
- 短期運用の検討段階で確かめる三つの材料と、目論見書の位置づけ
- 流動性・信用・物価変動・為替というリスクの区分を、中身から名前で引く読み方
- 円建てで国内だけで完結する運用で、為替のリスクが生じない理由
短期運用の銘柄は何を見て選ぶか(TR-03-a)
よくある誤解
単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
単独というのは、ほかの条件が添えられず、その一文だけが答えの候補として出される場合のことなんです。
- 短期の運用先を検討する段では、発行体が投資家向けに作る目論見書の記載内容が、銘柄を絞り込む直接の材料になる
- 相場と投じる金額さえ押さえていれば、社内であらかじめ定めた資金運用の方針までは確かめなくてよい
- 円建てで国内だけで完結する運用でも、通貨の交換レートが動くことによる損失は見込んでおく必要がある
1つ目の記述は材料の入れすぎ、2つ目の記述は材料の取りこぼしです。どちらも、要するに確かめるべき範囲を外していますね。
3つ目の記述はリスクの区分の混同です。どれも実務の会話では自然に聞こえます。
でも、単独の記述として出れば誤りなんですね。
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