リスクとコントロールの研修
監査人は答えを配らず、問いを投げる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事のテーマは、リスクとコントロールの研修です。
なかでもCSAのワークショップで内部監査人がどこに立つのかを見ていきますね。
CSAワークショップで内部監査人が担うのは議論の進行と気づきの促進までで、リスクと統制を識別して評価する行為そのものは、参加した業務部門に残ります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、監査人の位置はファシリテーター、つまり進行役だということなんですね。
評価そのものは、参加者に委ねます。
この記事で分かること
- CSAのワークショップで内部監査人が担う範囲と、参加者に残るもの
- 監査人が結論を出した時点で何が失われるのか(自己評価の前提と、監査人自身の客観性)
- この論点に現れる4つの出題型と、その切り分け方
リスクとコントロールの研修で、内部監査人はどこに立つのか(P1-A-06-a)
よくある誤解
コントロール自己評価、略してCSAのワークショップ。コントロールとは、仕事が正しく回るように置かれた、一つひとつの決まりや手続きのことです。
そのワークショップでの内部監査人の役割として、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べておきますね。
- 議論を主導して、内部統制が有効かどうかの結論を監査人が出すこと
- 参加者に代わって、リスクと統制の評価そのものを監査人が実施すること
- 参加者の業績評価に用いる評価基準を、監査人が策定すること
- あらかじめ用意した答えの一覧を配って、参加者に確認させること
どれも、その場で頼られたら引き受けたくなる仕事ですよね。統制については監査人のほうが詳しいのですから、自然な流れにも見えます。
ところが、この4つはどれも、ワークショップという場の目的そのものを壊してしまうんです。
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