デュー・ディリジェンス
評価して経営に届けるまでが貢献
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、M&Aのデュー・ディリジェンス、つまり買収などに先立つ事前調査を扱います。
内部監査部門は何に貢献できるのかを見ていきますね。
デュー・ディリジェンスにおける内部監査部門の貢献は、対象のガバナンス・リスク管理・内部統制の有効性を評価して、見つけた潜在的なリスクを経営陣に届けるところまでで、決めるのは経営です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、数字に表れない弱さを見に行くのが仕事です。
その結果を意思決定者へ届けるところまでが持ち場だということなんですね。
この記事で分かること
- 事前調査で内部監査部門ならではの貢献がどこにあり、何を見に行くのか
- 越えてはいけない線と、見つけたリスクの届け先
- この論点に現れる4つの出題型と、その切り分け方
M&Aのデュー・ディリジェンスで、内部監査部門は何に貢献できるのか(P1-A-06-c)
よくある誤解
買収の事前調査における内部監査部門の貢献です。単独で提示されたら誤りになる記述を、先に並べておきますね。
- 買収価格の交渉を主導して、株主価値を最大化すること
- 買収先の将来の収益性を保証する評価報告書を作成すること
- 買収後の新会社の役員に就いて、統合プロセスを管理すること
- 財務の数字が正しいかどうかの検証だけを担当すること
上の三つは、いかにも会社への貢献が大きそうに見えますよね。ところが、大きく見えるのは経営の仕事を肩代わりしているからなんです。
四つ目は逆に、内部監査部門の強みを自ら狭めています。
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