職業上の不正に関する調査と傾向
件数の軸と金額の軸を分ける
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、職業上の不正の三区分と、件数と損失額という二本の軸の読み分け方を一緒に整理していきますよ。
数字の丸暗記に見えるところに、実は軸の見分け方が隠れているんです。
傾向を読むときは、件数の軸と、一件あたりの損失額の軸を必ず分けて置きます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、多い区分と高い区分は入れ替わるということなんですね。
この記事で分かること
- ACFEの三区分、件数で最多の区分と損失中央値で最大の区分が入れ替わること、三区分に含まれない概念
- 実行者の職位でも起きる同じ逆転、そして最も多い発見の入り口は通報でその担い手は内部の従業員であること
- 代表的な出題型は階層すり替え型、条件のすり替え型、事例分類型
職業上の不正に関する調査と傾向(CFE-S3-D01-07)
よくある誤解
一文だけを単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 件数がいちばん多い区分は、一件あたりの損失もいちばん大きい
- マネーロンダリングやインサイダー取引も、職業上の不正の三大区分に含まれる
- 不正が見つかるきっかけとして最も多いのは、外部会計監査人による監査である
- 通報の担い手は、組織の外にいる人が中心である
誤解の一つ目は、件数と金額という別々の軸を一本にまとめた誤りです。誤解の二つ目は、比べる対象そのものを取り違えたものなんです。
誤解の三つ目は、仕組みによる摘発を大きく見すぎた誤りですね。誤解の四つ目は、通報がどこから来るかという分布を、逆にしたものです。
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