金融犯罪を助長する要因
人の懐と職場のけん制を分けて見る
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、不正を後押しする事情がどう整理されているのか、そして罰と強化の向きや理論名の結びつけ方までを一緒に見ていきますよ。
雑多な寄せ集めに見えるところを、二段構えでほどいてみましょう。
アルブレヒトの研究では、助長要因が犯人の性格と組織環境という二つのカテゴリーに分けられました。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、要因は人の懐と職場のけん制という二段構えで拾う、ということなんですね。
この記事で分かること
- アルブレヒトが多数の兆候を犯人の性格と組織環境の二つへ整理したこと、不正スケールの掛け合わせ
- 罰と強化の向きの見分け方、異質的接触理論と社会統制理論、権威が力を持つ条件
- 代表的な出題型は条件のすり替え型、絶対語・保証語型、階層すり替え型
金融犯罪を助長する要因(CFE-S3-D01-02)
よくある誤解
一文だけを単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 厳しい罰を科せば、望ましくない行動は恒久的に消え去る
- 嫌な業務を免除して行動が増えたのだから、免除は正の強化である
- 権威が働くのは、従う側が罰を恐れているからである
- 人との結びつきが強い人ほど、逸脱に走りやすい
誤解の一つ目は、罰の効果がどれだけ続くかを大きく見積もった誤りです。誤解の二つ目は、刺激を足したのか外したのかという向きを取り違えたものなんです。
誤解の三つ目は、権威がどこから来るのかを恐怖に置いた誤りなんですね。誤解の四つ目は、人との結びつきが働く方向を逆にしたものです。
直し方が四つとも違うので、一つの原因でまとめないでください。
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