金融犯罪の定義
暴力がなくても立場を使えば犯罪です
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、金融犯罪とはそもそも何を指すのか、その定義と、摘発される人の像を整理していきますよ。
暴力がないから軽い、という思い込みから一緒に離れてみましょう。
暴力によらずに、地位・信頼・情報という優位性が濫用されて経済的な利益が図られたかどうかが、金融犯罪かどうかの分かれ目です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、確立した一つの定義がない中でも、二つの定義(米国司法統計局によるものと、リースとバイダーマンによるもの。
あとで見ますね)に共通しているのは立場を使えたという一点だ、ということなんですね。
この記事で分かること
- 金融犯罪の定義は二つ押さえること、共通するのは立場を使えたという一点であること
- 摘発される人の像は極端ではなく、中間層の男性が多いという傾向にとどまること
- 代表的な出題型は定義・目的型、範囲の広狭型、絶対語・保証語型
金融犯罪の定義(CFE-S3-D01-01)
よくある誤解
一文だけを単独で示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 暴力を伴わないのだから、金融犯罪は比較的軽い行いである
- 金融犯罪の名づけ親は、犯罪学で名の知れた研究者ならだれでもよい
- 未公開の情報を使った自社株の売買だけが、金融犯罪に当たる
- 摘発されるのは、いかにも犯罪者らしい特異な経歴の人物である
誤解の一つ目は、被害の重さを暴力の有無で測った誤りです。誤解の二つ目は、概念と提唱者の対応づけが抜けているんですね。
誤解の三つ目は、範囲を一つに絞った誤りです。誤解の四つ目は、統計上の傾向と極端な人物像を混同したものなんです。
四つとも理由が別なので、まとめて片づけないでください。
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