フォローアップ提言の組込み
事実と分けて置き、仕組みの是正へ
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、再発防止の提言を報告書のどこに、どう置くのかを見ていきます。
書けるのか書けないのか、そして宛先を仕組みへ向けるとはどういうことか。ここを押さえておきましょう。
提言は、起きたことの記載とは分けた場所に置いて、組織の仕組みをどう直すかへ向けます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、提言は検証された事実の記載とはっきり区別して、不正検査士の意見であり勧告であると分かる形で示すということなんですね。
この記事で分かること
- 再発防止の提言を報告書に書けるかどうかと、その置き場所
- 提言の宛先を個人の処分ではなく組織の仕組みへ向ける理由
- 三通りの出題型と、その切り方
フォローアップ提言の組込み(CFE-S2-D12-04)
よくある誤解
ここでは、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べます。
- 提言は担当者の意見にあたるのだから、報告書には書けず、口頭で伝えるしかない
- 再発防止を語る以上、誰の行為が犯罪にあたるのかを提言のなかで断定してよい
- 提言の中心に置くべきなのは、当人への懲戒処分を求めることである
- 提言は判明事項の記述と溶け合わせて、一続きの文章として書けばよい
四つとも、つまずいている場所が違います。一つ目の記述は、意見を述べない原則に例外があることを見落としています。
二つ目の記述は、判定の権限を踏み越えています。三つ目の記述は、狙いを組織の仕組みから個人の処分へずらしてしまっているんです。
四つ目の記述は、事実と意見の区別が読み手から見えなくなる点でつまずいていますね。
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