有効な報告書の特徴と構造
集めた順ではなく読み手が追える順で
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、優れた報告書の四つの特長と推奨される構成、そして情報の並べ方を見ていきます。
机の上の資料をどの順で並べ直すかで、読み手に事案が見えるかどうかが変わるんですね。
報告書の並べ方は、集めやすかった順ではなく、読み手が事案の流れを追える順で決めます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、証拠を集める段階の都合と、読み手に見せる段階の分かりやすさは別物だ、ということなんですね。
ここが分かれ目になりますよ。
この記事で分かること
- 優れた報告書の四つの特長と、推奨される構成の並び
- 完成報告書で使える情報の並べ方と、集める段階の束ね方との違い
- 三通りの出題型と、その切り方
有効な報告書の特徴と構造(CFE-S2-D12-02)
よくある誤解
さっそく、単独で提示されたら誤りになる記述を先に並べます。
- 読み手に誤解を与えない明快さが備わっていれば、それで優れた報告書と言える
- 専門用語を多く使うほど書き手の専門性が伝わり、報告書の明瞭性も上がる
- 報告書で認められる整理の軸は時系列だけで、取引ごとの提示は認められない
- 証拠を集めるときに使った当事者ごとの束を、そのまま完成報告書の並びにしてよい
- 報告文書といえば本文のことで、送付状や索引は報告文書の形態には入らない
理由は五つとも別々です。一つ目の記述は、複数ある特長のうち一つだけを取り出して、それで足りると決めています。
二つ目の記述は、伝わる相手を書き手自身の見え方にすり替えているんです。三つ目の記述は、認められている整理の幅を必要以上に狭めています。
四つ目の記述がつまずくのは、二つの段階の取り違えです。証拠を集める段階の都合と、読み手に見せる段階の分かりやすさを、同じものだと思い込んでいます。
五つ目の記述は、報告文書の形態を本文だけに限ってしまっているんですね。
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