財務記録から得られる情報
人にたどり着く書類と取引を示す証憑
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、財務の記録からどんな情報が読み取れるのかを扱います。
銀行に残る書類は役割で二つに分かれるんですが、その分かれ目がどこにあるのかを一緒に見ていきましょう。
財務記録は「人にたどり着く書類」と「取引を示す証憑」に分けて、いま要るのはどちらかを先に決めます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、資料を取り寄せる前に、いま欲しいのは人の情報なのか、お金の動きなのかを言葉にしておく、ということなんですね。
この記事で分かること
- 人にたどり着く書類と、取引を示す証憑は、どこで棚が分かれるのか
- 電子決済の記録からは何が見えて、どこに限界があるのか
- 出題型を、範囲の広狭・事例分類・絶対語という三つの切り口で整理します
財務記録から得られる情報(CFE-S2-D08-03)
よくある誤解
それ一つだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べます。
- 同僚から聞ける羽振りの話があれば、流用された資金の移動先はたどれます。
- 入退室の映像が残っていれば、資金の流れは押さえられます。
- 直近数か月の給与明細を見れば、流用された資金の行き先まで分かります。
- 個人の口座を開くときの署名カードには、氏名だけ、あるいは住所だけが記載されます。
- 署名カードには、本人の指先から採った紋様のデータまで残されています。
初めの三つの記述は、外れている理由がそれぞれ違います。証言は端緒や裏付けにはなりますが、お金の通り道までは示しません。
映像は所在を示すだけで、金額を語らないんです。給与明細は、正規の収入の一部を示すにとどまります。
四つ目の記述は、記載の範囲を狭めすぎた読み方ですね。五つ目の記述は、紙に書く属性の情報と、体から採る情報の取り違えなんです。
ここ、混ざりやすいと思いませんか。
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