デジタル証拠収集と専門家利用
原本は動かさず、複製で調べて手順を残す
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、電子機器が絡む調査で着手の前に何を決めておくのか、そして押収した機器のどこまで手を伸ばしてよいのかを見ていきます。
原本と複製の役割の分け方まで、一緒に押さえていきましょう。
デジタルの証拠は、原本をそのまま保ち、複製に対して作業し、通った手順を残せる形にしてから触ります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、原本は金庫、作業は複製。
触る前に、任せる相手と証拠のありかを決めておく、ということなんですね。
この記事で分かること
- 着手の前に並行して考える、専門家の要否・証拠の所在・法執行機関との連携
- 実機ではなく複製を調べるイメージ取得の位置づけと、通った手順を残す作業
- この論点で想定される3つの出題型と、その切り方
デジタル証拠収集と専門家利用(CFE-S2-D05-07)
よくある誤解
単独で示されたら誤りになる説明を、先に並べておきます。
- 電子機器が絡む調査で着手の前に考えるのは、外部の技術者を呼ぶかどうかだけでよい、という説明
- 着手の前に考えるのは、証拠がどこにありそうかだけでよい、という説明
- 着手の前に考えるのは、法執行機関へ連絡するかどうかだけでよい、という説明
- 押収した稼働中の機器を操作して、証拠をその場で検索してかまわない、という説明
- 電源が切れている機器は、中身を確かめるために起動してよい、という説明
- イメージ取得とは、対象者から機器を正式に受け取る手続だ(あるいは現場の写真撮影、あるいは取得済みデータの分析)、という説明
上の誤解も、並んだ順に見ていきましょう。初めの三つは、並行して考えるべき論点を一つに絞っています。
四つ目と五つ目は、確かめたいという動機を優先しています。その結果、原本を動かしてしまうんですね。
六つ目のつまずき方は、また別です。工程の名前を、隣の工程と取り違えています。
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