重要事実の虚偽表示・偽造
述べて欺く型と、伏せて欺く型
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、事実と違うことを述べて欺く型と、都合の悪い事実を伏せて欺く型の違いを見ていきますね。
どちらの型なのかを先に決めて、必要な要素を一本ずつ数える手順を整理していきましょう。
述べて欺いたのか、伏せて欺いたのかを先に決めてから、その型に必要な要素を一本ずつ数えます。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、嘘をついた場面と、黙っていた場面では、確かめる中身の顔ぶれが変わるということなんですね。
この記事で分かること
- 述べて欺く型の五本の柱と、黙って欺く型の四本の柱の違い
- 損害の確信や被害者の不注意といった周辺事情を、要件から外す見分け方
- この論点で想定される出題の型三つと、その切り方
重要事実の虚偽表示・偽造(CFE-S2-D03-03)
よくある誤解
まず、それだけを単独で示されたら誤りになる記述を先に並べておきます。
- 悪意による不実表示は、うっかり事実と違うことを伝えてしまった場合にも成り立つ、という説明
- 悪意による不実表示には、その事実を相手に開示する義務が加害者にあったことが要る、という整理
- 相手が注意していれば嘘を見抜けたはずなら、不実表示は成り立たない、という言い方
- 不開示による不正は、加害者がその事実を知っていたことさえ示せば立つ、という整理
- 不開示による不正で、事実を明かすべき立場に立たされるのは被害者の側である、という説明
一つ目は、うっかりとわざとを取り違えた誤りです。二つ目は、混線なんですね。
黙って欺く型の要件を、述べて欺く型へ持ち込んでしまっています。三つ目は、相手の落ち度を成立要件へ格上げした誤りです。
四つ目は、複数ある柱のうち一本だけで足りるとした誤りです。五つ目は、義務を負う側を裏返した誤りですね。
こうして並べてみると、混ざり方の癖がはっきり見えてきます。
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