調達不正の予防策
起きる前に条件を断つ手当て
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、調達不正の予防策を、不正が成り立つ条件を起きる前に断つという原則から整理していきます。
予防と発見の境目がどこにあるのかも、あわせて見ていきましょう。
予防かどうかは、その手当てが不正の起きる前に働くのか、起きた後に気づかせるのかで決まります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。
ひとことで言えば、起きる条件を先に断つものが予防で、起きたことに後から気づくものは発見にあたるということなんですね。
この記事で分かること
- 職務の分離や競争入札の必須化など、権限の集中と競争の欠如を断つ予防策
- 予防と発見の境目を、どこで引くのかという線の引き方
- 予防策と発見策の入れ替え型・条件のすり替え型・絶対語型という三つの出題型の切り方
調達不正の予防策(CFE-S1-D20-04)
よくある誤解
それだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 落札後の変更注文の履歴を抜き出して異常な増額を分析することが、予防の中心である
- 支払データと契約データを突き合わせて二重支払を見つける手当ては、予防にあたる
- 過去の落札結果を統計で分析して談合の兆候を監視するのは、予防策の一つである
- 担当者を長く同じ業者に張り付けたままでも、落札額を市場価格と比べていれば癒着は防げる
初めの三つの誤解は、いずれも時点の取り違えです。起きた後に気づかせる手当てを、起きる前に働く手当てと呼んでしまっていますよね。
四つ目の誤解は、狙う対象のずれです。価格の異常を見つけることと、関係そのものを断つことは、別の仕事なんですね。
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