調達不正の手口類型(落札者決定前の段階)
落札より前の細工は主体で切る
オーディットコア・ハブのアキラです。
この記事では、落札者が決まる前の段階で起きる調達不正の手口を、業者どうしが手を組む共謀と、発注側の内部者が業者と手を組む共謀に分けて整理していきます。
名前を覚え直す前に、誰が手を下したのかを見てみてくださいね。
落札より前の手口は、まず主体で切ります。業者どうしが組んだのか、発注側の内部者が業者と組んだのかで、見る記録も聞く相手も変わります。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、業者どうしで組んだのか発注側の担当者が組んだのか、まず主体で分けるということなんですよ。
この記事で分かること
- 業者どうしの共謀の型と、発注側の内部者が絡んだときに狙われる場所
- 応札が一社にとどまるなど、落札より前の段階で表に出る兆候
- 事例分類型・手口名の弁別型・記述がすべて当てはまる形という三つの出題型の切り方
調達不正の手口類型(落札者決定前の段階/types of procurement fraud schemes during the pre-award phase)(CFE-S1-D20-02)
よくある誤解
それだけを示されたら誤りになる記述を、先に並べておきます。
- 自社の製品を広く知らせるために通常の広告を出すことも、競争を歪める共謀にあたる
- 自前で原価を積み上げて他社より安く応札するのは、値を崩す不正である
- 業者どうしの共謀は、順番に落札し合う輪番制さえ覚えておけば足りる
- 発注側の担当者が仕様に手を入れるのも、業者どうしの談合と同じ枠で扱える
初めの二つの誤解は、正しい営業活動や健全な競争を、不正の側へ寄せてしまったものです。三つ目の誤解は、型の取りこぼしなんですね。
応札を見送る申し合わせも、地域や顧客の分け合いも、同じ共謀の型です。四つ目の誤解は、主体の混同にあたります。
誰が手を下したのかを、取り違えているんですね。
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