個人情報盗用の発見策
拾うのは、すでに起きたことの痕跡
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、被害に気づく側、つまり発見策を整理していきます。
郵便受けに鍵をかけるのは、気づくための手立てなのでしょうか。痕跡を拾う行為かどうかで仕分ける見方を、一緒に見ていきましょう。
発見策かどうかは、すでに起きたことの痕跡を拾いに行くかどうかで決まります。行為として正しいかどうかは、この判定とは別の話です。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、発見策が探しているのは情報が盗まれた瞬間ではなく、盗まれた情報が使われた痕跡だということですね。
施錠も、公開範囲の制限も、認証の強化も、対策としては正しいんです。ただ、役割は予防の側。
ここで取りこぼさないよう、気をつけてみてください。
この記事で分かること
- 発見策を、すでに起きたことの痕跡を拾いに行くかどうかで見分ける判定
- 本人の申込みと結びつかない金融取引が、最も強いサインになるという見方
- 出題型の切り方(この論点は3型)
個人情報盗用の発見策(CFE-S1-D08-04)
よくある誤解
被害に気づくための手立てとして、単独で置かれたら誤りになる記述を並べておきます。
- 郵便受けに施錠して、届く明細や書類が盗まれないようにするという記述
- SNSに生年月日や住所を載せないよう注意するという記述
- パスワードを定期的に変え、多要素認証を有効にするという記述
- 使っている通販サイトからの季節の案内、正規サービスからのパスワード期限切れの通知、勤務先からの年末調整の案内を、悪用の兆候として置く記述
前の三つは、対策としては正しいんです。ただ、役割は予防です。
四つ目にあげた通知は、日々届く定型の連絡であって、痕跡ではありません。
役割が入れ替えられると、正しいことを言っているのに外す、という取りこぼしが起きるんですね。
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