個人情報盗用の手口類型
名前は情報の入手経路で決まる
オーディットコア・ハブのアキラです。この記事では、個人情報盗用の手口の類型を、情報の入手経路で切り分けて整理していきます。
フィッシングなのか、ごみから拾う手口なのか、それとも盗んだあとに使う段階の話なのか。似て見える手口を、一緒にほどいていきましょう。
手口の名前は、情報をどう手に入れたかで決まります。心理で差し出させたのか、物として持ち去ったのか、それとも入手後に使った段階の話なのかを、名前を選ぶ前に決めてください。
この一文が、今回の暗記対象なんです。ひとことで言えば、名前は行為の見た目ではなく、情報が渡った経路で決まるということですね。
心理的に誘い込んで本人自身に差し出させたのか、物や場所から持ち去ったのか、それとも手に入れたあとに使った段階なのか。
名前を選ぶ前に、まずそこを決めてみてください。
この記事で分かること
- 手口の類型を、情報の入手経路で切り分ける見方
- 心理で差し出させた型・物として持ち去った型・入手後に使う段階の見分け
- 出題型の切り方(この論点は3型)
個人情報盗用の手口類型(CFE-S1-D08-01)
よくある誤解
手口の一つに、フィッシングがあります。つまり、偽のメールやサイトへ導いて、本人に情報を入力させるやり方ですね。
そのフィッシングの説明として、単独で置かれたら誤りになる書き方を、先に並べておきます。
- 捨てられた書類やごみをあさって、明細を集めるという説明
- カードの読み取り端末に装置を仕込み、記録を写し取るという説明
- 盗んだ情報で口座を開き、買い物の代金を踏み倒すという説明
- 個人情報盗用と、サイバー不正や消費者を狙う詐欺を、ひとつの塊として語る書き方
前の三つは、どれも実在する行為です。個人情報盗用と縁のある話でもあります。
ところが、情報を手に入れる経路が違うものもあります。手に入れたあとの段階を指すものもあるんですね。
ですから、フィッシングの説明として単独で置かれたら誤りになります。四つ目は理由が別です。
個人情報盗用と隣り合う領域との境界を引かないまま、ひとまとめに語ってしまった書き方なんです。
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